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対応事業者同士のWeb申し込みなら、予約番号なしで番号そのまま乗り換えられます。店頭は対象外で、名義一致と乗り換え元マイページへのログインが条件です。
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「乗り換えにはMNP予約番号が必要」。そう覚えている方、その知識はもう古いかもしれません。
2023年5月24日に始まった「MNPワンストップ」という仕組みにより、予約番号を取らずに電話番号そのままで乗り換えられるケースが主流になっています。この記事では、MNPワンストップの仕組み・使える条件・実際の手順・途中で止まったときの対処を、総務省と各社の公式ページ(2026年9月9日確認)をもとに解説します。
ワンストップが使える人
- 乗り換え元・乗り換え先の両方が対応事業者で、Web(オンライン)で申し込む
- 乗り換え元のマイページ(dアカウント、au ID、My SoftBank、楽天IDなど)にログインできる
- 乗り換え元と乗り換え先の契約名義が同じ(会社によっては同居家族名義も可)
従来どおり予約番号が必要な人
- 店頭で申し込む(ワンストップはWeb限定)
- どちらかが未対応の事業者、またはすでに予約番号を取得している
- ログイン復旧や名義条件の確認が必要な人(予約番号方式でも名義条件は解消しません)
この記事でわかること
- MNP・MNPワンストップとは何か
- 従来方式(予約番号あり)との違いと、使える条件
- ワンストップで乗り換える具体的な手順と完了確認
- 途中で止まったときの原因と戻り先
- 予約番号が必要になるのはどんなときか、残り日数の条件
MNPとは:電話番号そのままで会社を変える仕組み
MNP(携帯電話番号ポータビリティ)とは、今の電話番号を変えずに携帯会社を乗り換えられる制度です。「090/080/070」の番号はもちろん、そのままLINEや各種サービスの認証にも使い続けられます。
従来のMNPは、①乗り換え元で「MNP予約番号」を発行してもらう → ②その番号を持って乗り換え先に申し込む、という2段階が必要でした。この「予約番号の取得」が心理的なハードルで、電話をかけると引き止めトークを受けることもあり、乗り換えを面倒にする一因でした。
総務省の携帯電話ポータルサイトには、乗り換え元が利用者の同意なくMNPを引き止める営業をすることは禁止されている、と明記されています。
MNPワンストップとは:予約番号の取得が不要に
MNPワンストップは、この手続きを1段階に短縮した方式です。乗り換え先の申し込み画面で「MNPで乗り換える」を選び、途中で乗り換え元のマイページにログインして注意事項を確認するだけで、転出手続きが自動的に行われます。予約番号の取得も、乗り換え元へ電話する必要もありません。
表が見切れる場合は左右にスクロールできます。
| 従来方式(ツーストップ) | MNPワンストップ | |
|---|---|---|
| 予約番号の取得 | 必要(電話・Web・アプリ) | 不要 |
| 乗り換え元への連絡 | 実質必要 | 不要(マイページへのログインのみ) |
| 有効期限の管理 | 予約番号は取得日を含めて15日間有効。乗り換え先によって「残り7日以上」「10日以上」などの条件あり | 予約番号の期限は不要。ただし申込・開通の期限や受付時間は確認 |
| 手続きの場所 | 2社にまたがる。店頭でも可 | 乗り換え先のWebだけで完結。店頭は不可 |
| 名義 | 会社ごとの条件 | 原則同一名義。同居家族名義を認める会社もある |
利用できる条件(2026年9月9日確認)
- 両方が対応事業者であること:大手4社、ahamo・povo・LINEMO、UQモバイル・ワイモバイル、日本通信SIM・IIJmio・mineo・NUROモバイル・イオンモバイル・BIGLOBEモバイル・J:COM MOBILE・HISモバイルなど、2026年3月時点で30社以上が対応(楽天モバイル・ahamo・日本通信SIMの対応事業者一覧より)。最新の一覧は乗り換え先の申し込みページで確認してください
- Webでの申し込みであること:総務省の案内どおりワンストップはWeb手続き限定です。mineoは店舗・サポート店では申し込めないと明記しています
- 名義が条件を満たすこと:楽天モバイルとLINEMOは乗り換え元と同一名義が必要。mineoは申込者本人か同居家族の名義なら可、ただしどちらかが18歳未満の場合は不可。家族名義の回線をまとめて動かす場合は家族乗り換えの整理記事も参考にしてください
- まだ予約番号を取っていないこと:楽天モバイルは、すでに予約番号を取得済みの場合は予約番号方式で申し込むよう案内しています
申し込み前の準備チェック
手続きで止まらないよう、事前に次を確認しましょう。申し込み画面を開く前に確認してください。
- ☐ 乗り換え元のマイページに今ログインできる(IDとパスワード、二段階認証のSMSを受け取れる端末)
- ☐ 本人確認書類(運転免許証・マイナンバーカードなど)と支払い方法(クレジットカードなど)が手元にある
- ☐ 乗り換え元と乗り換え先の契約名義が同じ。違うなら先に名義変更するか、家族名義可の会社を選ぶ
- ☐ 乗り換え元の請求先が本人になっている(ソフトバンク→LINEMOで請求先が別人だとエラーになります)
- ☐ セット割や家族割の主回線かどうかを把握している(ahamoは、セット割等の契約があるとワンストップでエラーになる場合があると案内)
- ☐ eSIMにするなら端末が対応している(eSIMの確認方法)
- ☐ 自分で先に解約しない。解約すると番号が消えてMNPできなくなります
- ☐ 今の端末のeSIMやSIMカードをまだ抜かない・消さない。乗り換え元のマイページ認証にSMSを使うことがあります
ワンストップで乗り換える手順
- 乗り換え先の公式サイトで申し込みを開始:「他社から乗り換え(MNP)」を選択
- 「MNP予約番号を取得していない」を選ぶ:ここで「すでに取得している」を選ぶと予約番号の入力画面になります(ahamoのFAQで案内されているケース)。続けて今の携帯会社を選ぶと、ワンストップの手続きに進みます
- 乗り換え元のマイページでログイン認証:手続きの途中で乗り換え元(現在の会社)のサイトに移動し、ログインを求められます。ここで本人確認と転出手続きが自動処理されます。ソフトバンク・ワイモバイルからLINEMOへ移る場合は、利用中の端末から申し込む必要があります
- 注意事項の確認:解約に伴う注意(ポイント失効、家族割への影響、解約金の有無など)が表示されるので一読してから乗り換え先の画面に戻ります
- 申し込み完了:あとは通常の流れ(審査→SIM受け取りまたはeSIMダウンロード→回線切り替え)です。物理SIMは到着後、eSIMは審査後すぐに切り替え操作ができます
- 回線切り替え(開通)操作:乗り換え先のマイページやアプリで開通手続きをします。受付時間がある会社もあり、たとえば楽天モバイルは9:00〜21:00に手続きすると当日中に開通、21:01以降は翌9:00以降になります
- 完了確認:①古い回線が圏外になる ②新しいSIM/eSIMでデータ通信ができる ③実際に電話を発信できる、の3つを確認して完了です。古い契約は回線切り替えの完了時に自動で解約されます(総務省の案内)
全体の流れ(データ使用量の確認から初期設定まで)は乗り換え手順の全解説にまとめています。この記事はワンストップ固有の条件とトラブルに絞っています。
途中で止まったときの原因と戻り先
公式FAQで案内されている代表的なケースです。どのケースでも、乗り換え元を自分で解約してはいけません。ワンストップが使えないだけなら、予約番号方式に切り替えれば番号は引き継げます。
- 予約番号の入力画面が出てしまう:申し込み画面で「すでに取得している」を選んでいる可能性。戻り先は最初の選択肢で「取得していない」を選び直す(ahamo FAQ)
- 乗り換え元のサイトに移動できない・エラーになる:乗り換え元がメンテナンス中のことがある。戻り先は時間をおいて再試行(ahamo FAQ)
- 「契約情報では申込受付できません」と出る:ソフトバンクからLINEMOの場合、請求先が本人の支払い方法になっていない可能性があります。戻り先はソフトバンクで請求先を変更してから再申し込み(LINEMO FAQ)。支払い方法の整理は支払方法の記事も参考に
- セット割・家族割があってエラーになる:ahamoは従来の予約番号方式に切り替えるよう案内。戻り先は乗り換え元で予約番号を取得して申し込み直す
- 名義が違うと言われる:楽天モバイル・LINEMOは同一名義が必要。戻り先は乗り換え元で名義変更してから、または元の契約者と同一名義で転入し、開通後に譲渡条件を確認して手続き。mineoのように同居家族名義を認める会社を選ぶ手もある
- 乗り換え元の手続きでエラーになる:契約内容によっては起きる。戻り先は予約番号を取得して申し込み直す(mineoの案内)
予約番号が必要になるケースと残り日数の条件
- 乗り換え元または乗り換え先がワンストップ未対応の場合
- 店頭で申し込む場合(ワンストップはWeb申し込み限定)
- 上の切り分けでワンストップがエラーになった場合
この場合は従来どおり、乗り換え元で予約番号を取得します。Webやアプリからの取得なら引き止めトークもなく、総務省の案内ではWebでの転出手数料は無料です(電話・店舗では1,100円以下の手数料がかかる場合があります)。
予約番号は取得日を含めて15日間有効ですが、乗り換え先ごとに残り日数の条件があるため、取得したらすぐに申し込むのがおすすめです。
- ahamo:有効期限が10日以上必要
- LINEMO:SIMカードは10日以上、eSIMは5日以上必要。名義はMNP予約番号発行時と同一であること
- 楽天モバイル:Web申し込みは7日以上必要。店頭は有効期間内なら可。予約番号方式では有効期限満了日の午前10時に自動で回線が切り替わる
筆者自身、2025年6月ごろに家族4回線を家電量販店の店頭で乗り換えましたが、当時どの方式で手続きしたかの記録はありません。この記事は確認できた現在のWeb手順を扱います。店頭での乗り換えを考えている人はその体験と失敗談を先に読んでください。
よくある質問
総務省の案内では、MNP転出手数料はWeb手続きなら無料です(電話・店舗では1,100円以下の手数料がかかる場合があります)。乗り換え先の契約事務手数料は会社により異なり、ahamoと楽天モバイルは0円です(楽天モバイルは累計5回線目以降3,850円。2026年9月9日確認)。ほかの会社は申し込みページで確認してください。
乗り換え先で回線切り替え(開通)が完了した時点で、旧回線は自動的に解約されます。自分で解約手続きをする必要はなく、先に解約すると番号を引き継げなくなります。
なりません。乗り換え元のマイページで注意事項を確認しても、その時点では解約されません。実際に切り替わるのは回線切替完了時です。事業者によっては期限後の自動切替があるため、申込後の案内も確認してください。
その場合はMNPではなく「新規契約」を選びます。ただし電話番号が変わると各種サービスの登録変更が大変なので、特別な理由がなければMNPをおすすめします。
まとめ
MNPワンストップの登場で、乗り換えの最大の面倒だった「予約番号の取得」は多くのケースで不要になりました。ログイン情報・名義に加え、本人確認書類・支払い方法・対応端末・開通期限を確認しますです。止まったときは自分で解約せず、事業者の案内に従って再試行や予約番号方式への切り替えを検討します。
乗り換え全体の流れは格安SIMへの乗り換え手順を初めての人向けに全解説、そもそもどこに乗り換えるか迷っている方は格安SIMとは?初心者向け解説をご覧ください。乗り換え先は3GB以下・10〜20GB・30GB以上の容量別比較記事から選べます。
根拠(公式ページ・2026年9月9日確認)
- 総務省 携帯電話ポータルサイト「Q1. 電話番号を変えずに乗り換えられるの?」:ワンストップの流れ、回線切り替え完了時に旧契約が自動解約、Web転出手数料無料・電話や店舗は1,100円以下の場合あり、引き止め営業の禁止
- 総務省「MNPワンストップ申請開始に伴う携帯電話ポータルサイトの更新について」:2023年5月24日開始、Web申込限定
- ahamo「他社からの乗り換え」:ワンストップ対応事業者一覧(2026年3月時点)、予約番号は取得日含め15日間有効、申し込みには10日以上必要
- ahamo FAQ「ワンストップ方式で申し込みたいが、MNP予約番号の入力を求められる」:選択肢の誤り、メンテナンス、セット割等でのエラー時の対処
- LINEMO「他社からLINEMOへのりかえ(MNP)」:残り有効期限SIMカード10日以上・eSIM5日以上、同一名義、ソフトバンク・ワイモバイルからは利用中の端末から申し込み
- LINEMO FAQ「お客様の契約情報では申込受付できません」エラー:請求先を本人の支払い方法に変更してから申し込み
- 楽天モバイル「MNPでのお乗り換え手順」:対応事業者一覧、同一名義の条件、Web申込は残り7日以上、開通手続きの受付時間
- 楽天モバイル 各種手数料:契約事務手数料0円(累計5回線目以降3,850円)、MNP転出手数料0円
- mineo「MNPワンストップのお申し込み」:本人または同居家族名義で可、いずれかが18歳未満は不可、店舗では不可、エラー時は予約番号方式
- 日本通信SIM「MNP予約番号が不要な携帯電話会社(MNPワンストップ方式)について」:対応事業者一覧(2026年3月現在、30社以上)、マイページログインが必要
※本記事の情報は2026年9月9日時点の総務省および各社公式サイトの公開情報に基づいています。対応事業者・名義条件・手数料は変わることがあるため、申し込み前に乗り換え先の公式ページでご確認ください。

