格安SIMのデメリット7つと対処法|乗り換え前の確認リスト

格安SIMの基礎知識

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まず結論

格安SIMの弱点は昼の速度・店舗・メール・LINE年齢確認・支払い名義・端末・自宅電波の7つ。使い方で影響は変わるので、該当する項目だけ対処すれば十分です。

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結論:格安SIMには確かにデメリットがあります。ただし、影響の大きさは使い方と契約先によって違います。料金だけでなく、電波・サポート・手続きの条件を先に確かめることが大切です。

「安いのは分かった。でも何か裏があるんじゃないの?」と感じている方向けに、代表的なデメリット7つを隠さず解説し、それぞれに「自分に該当するか」の見分け方と対処法をセットで示します。

筆者自身、2025年に家族4回線を大手キャリア間で乗り換えた際に「自宅で回線が使いにくい」という失敗を経験しています(その失敗談はこちら)。

この記事が向いている人

  • 格安SIMに興味はあるが、失敗が怖くて踏み出せない人
  • 「自分の使い方だとどのデメリットが該当するか」を判定したい人

この記事が向かない人

先に判定:あなたに関係するデメリットはどれ?

当てはまる項目に印を付けてください。印が付いた番号だけ、下の該当セクションを読めば十分です。

  • ☐ 平日の昼休みに、外で動画やSNSをよく見る → ①
  • ☐ 設定やトラブルは店員さんに対面で聞きたい → ②
  • ☐ 「@docomo.ne.jp」などのキャリアメールを登録先に使っている → ③
  • ☐ LINEの「ID検索」で友だち追加することが多い → ④
  • ☐ クレジットカードを持っていない、または家族名義の回線をまとめたい → ⑤
  • ☐ 乗り換えと同時に新しいスマホも買いたい → ⑥
  • ☐ 自宅や職場が山沿い・建物の奥・地下など電波が弱くなりやすい場所にある → ⑦

印の数はリスクの確率を示すものではありません。1項目でも、仕事の電話や自宅の電波など外せない条件を優先してください。

デメリット① 混雑時間帯に通信速度が落ちやすい

格安SIMで最も話題になるのがこれです。特にMVNO(IIJmio・mineo・日本通信SIMなど、大手から回線を借りて運営するタイプ)は、平日のお昼休み(12時台)や夕方の帰宅時間帯に速度が低下しやすい傾向があります。

仕組み上、MVNOは大手から借りている回線の「幅」が限られており、利用者が集中する時間帯は道路の渋滞のような状態になるためです。本サイトでは速度の実測は行っていないので、数値ではなく「いつ・どこで・どの端末で遅いのか」を切り分ける考え方を速度の選び方にまとめています。

対処法:お昼どきも外で動画やSNSを快適に使いたい人は、大手品質の回線をそのまま使えるオンライン専用プラン(ahamo・povo・LINEMO)やサブブランド(UQモバイル・ワイモバイル)も候補になります。ただし、混雑・電波・端末による速度低下がなくなる保証はありません。逆に「昼は職場や学校のWi-Fiがある」「メッセージが送れれば十分」という人は、安いMVNOも検討できます。料金と通話特典を重視する人には、日本通信SIM(20GB 1,390円、5分かけ放題または月70分無料つき、2026年9月9日公式確認)のような「MVNOだが通話特典込みで安い」選択肢もあります。

デメリット② 店舗サポートが受けられない(または少ない)

オンライン専用プランとMVNOの多くは、実店舗での対面サポートがありません。申し込み・初期設定・トラブル対応は、基本的に自分でWebやチャットを使って行います。

対処法:①店舗が必要ならUQモバイル・ワイモバイル(全国に実店舗あり)を選ぶ。②初期設定は各社が図解マニュアルを用意しており、実際の作業は30分〜1時間程度です。具体的な手順は乗り換え手順の5ステップ全解説を参照してください。③高齢のご家族の回線なら、家族がサポート役になる前提で選ぶ方法もあります。高齢者向けの選び方(店頭・電話・家族サポート)へ。

ワイモバイルの通常料金はシンプル3 S(5GB)で月3,278円(税込)と、MVNOより高めです。ソフトバンク光などとの「おうち割光セット(A)」が使える人は1,628円まで下がります(2026年9月9日公式ストアページで確認。

2026年6月2日に料金改定あり)。割引条件に当てはまらない人は、店舗で受けたいサポートの内容と料金差を比較してくださいです。

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デメリット③ キャリアメールがそのまま使えない

「@docomo.ne.jp」「@ezweb.ne.jp」「@softbank.ne.jp」などのキャリアメールは、乗り換えると基本的に使えなくなります。継続したい場合は各社の「メール持ち運び」サービスの契約が必要です。

ドコモメール持ち運びは月額330円(税込)で、ドコモ回線の解約日から31日以内に申し込む必要があります(ドコモ公式、2026年9月9日確認)。

対処法:乗り換え前にGmailなどの無料メールへ移行しておくのがおすすめです。銀行・ショッピングサイト・各種会員登録のメールアドレスを先に変更しておけば、乗り換え後に困ることはありません。登録先が多い人は1〜2週間の余裕を持って進めてください。持ち運びサービスを使う場合は、期限が短いので乗り換え当日に申し込みます。

デメリット④ LINEの年齢確認(ID検索)ができない場合がある

LINEの「ID検索」や「ID設定」には年齢確認が必要です。LINEヘルプセンターによると、年齢確認に対応しているのはドコモ・au・ソフトバンク/ワイモバイル/LINEMO・楽天モバイルと「一部のMVNO」で、対応していない格安SIMでは年齢確認ができず、ID・電話番号による友だち検索が制限されます(LINEヘルプ「年齢確認するには?」、2026年9月9日確認)。

対処法:年齢確認ができなくてもLINE自体は使え、QRコード・招待リンクで友だち追加は問題なくできます。ID検索を多用する人だけ、契約前に「(サービス名) LINE 年齢確認」で対応状況を確認しておきましょう。

デメリット⑤ 支払い方法・契約者名義の制約

クレジットカード払いのみのサービスや、未成年名義では契約できないサービスがあります。家族分をまとめる場合、名義の扱いも大手より柔軟でないことがあります。また「クレジットカード不要」と「審査なし」は別の話で、口座振替でも契約審査はあります。

対処法:口座振替に対応したサービスを候補にするか、申し込み前に公式サイトの「お支払い方法」ページを確認します。9社の対応状況と、SIMのみ・端末代・代理決済で扱いが変わる例外は格安SIM9社の支払い方法と例外にまとめています。家族名義の扱いは各社で差が大きいので、家族まとめて乗り換える人は家族4回線の使い方別整理もあわせて確認してください。

デメリット⑥ 端末とのセット割・最新機種の取り扱いが少ない

大手キャリアのような「最新iPhoneが実質大幅割引」といった端末購入プログラムは、格安SIMでは限定的です。取り扱い機種数自体も大手より少ない傾向があります。

対処法:①今のスマホをそのまま使うのが最も経済的です(SIMだけ乗り換え)。2021年10月以降に発売された端末は原則SIMロックがなく、それ以前の端末は解除が必要な場合があります。解除の可否は購入元の公式案内で確認してください(総務省、2026年9月9日確認)。②新しい端末が欲しい場合は、Apple Storeなどでの直接購入+格安SIMの組み合わせか、端末セールを行う格安SIM(IIJmioなど)を狙う方法があります。③「1円スマホ」のような大手の端末施策は返却条件や契約条件が前提になるので、1円iPhoneのからくりで条件を理解してから判断してください。

デメリット⑦ 「自宅・生活圏の電波」は実際に使うまで分からない部分がある

これは格安SIMに限らずすべての通信サービスに共通する落とし穴ですが、料金の安さに目を奪われていると見落としがちなので、あえてデメリットとして挙げます。

公式のエリアマップで「対応」となっていても、建物の構造や地形によって、自宅や職場だけ電波が弱いことは実際にあります。筆者は2025年6月ごろ、家族4回線をドコモ系へまとめて乗り換えたあと、自宅でドコモ回線が使いにくいと感じ、1〜2週間ほどで別の回線へ乗り換え直しました。

速度の計測記録は残していないので数値は書けませんが、事前に自宅で確認しておけば、合わない可能性に気づけたかもしれません。

対処法:①乗り換え先の回線網(ドコモ網/au網/ソフトバンク網/楽天網)を確認し、同じ回線網を使う家族や知人に自宅での使用感を聞く。②povoでau回線の電波を先に確認する方法(通常速度を試すには有料データトッピング等が必要。他社網やMVNOの混雑速度の代用にはならない)も有効です。③eSIM対応機種なら、今の回線を残したまま追加回線でテストできます(eSIMとは?)。

デメリットを踏まえても得か?年間差額の計算式

デメリットを引き受ける価値があるかは、年間でいくら差が出るかで判断できます。次の式に自分の数字を入れてください。

初年度の差額 =(現在の家計全体の通信費 − 乗り換え後の家計全体の通信費)×12 − 切り替えに伴う一時費用

  • 「今の実質月額」は明細の合計から端末分割代を除いた金額。端末の残債は乗り換えても変わらないので両方から外します。
  • 家族割・光セット割で家族の料金が上がる場合は、その増加分も「今の実質月額」から引いて考えます。
  • 初期費用は事務手数料など。金額は事業者・手続き方法ごとに異なります。

計算例(今の月額は仮の数字です):今の実質月額を仮に6,000円、乗り換え先を日本通信SIM 20GB(1,390円、5分かけ放題または月70分無料つき、2026年9月9日公式確認)とすると、(6,000 − 1,390)× 12 = 55,320円。ここから初期費用を引いた額が年間の差額です。

節約できる額と、設定の手間や必要なサポートの費用を比べてください。逆に差額が小さい人(すでに割引で安い人)は、無理に乗り換える必要はありません。

まとめ:デメリットは「知っていれば避けられる」

表が見切れる場合は左右にスクロールできます。

デメリット該当しやすい人対処の方向性
① 昼の速度低下昼に外で動画・SNSオンライン専用プラン/サブブランド
② 店舗サポートなし対面で聞きたいUQ・ワイモバイル、または家族がサポート
③ キャリアメール登録先に使っている先にGmail等へ移行。持ち運び期限は各社で確認(ドコモは解約後31日以内)
④ LINE年齢確認ID検索を多用QRコード・招待リンクで代替
⑤ 支払い・名義カードなし・家族まとめ口座振替対応の会社を確認
⑥ 端末セットが弱い新しい端末も欲しい今の端末を使い続ける、直接購入
⑦ 生活圏の電波電波が弱くなりやすい場所同回線利用者に聞く/同じ候補回線でテスト(料金・条件を確認)
冒頭のチェック欄を使い、特に生活や仕事で外せない条件から確認してください。分からない点は申し込む前に事業者の窓口へ相談しましょう。

次の一歩

デメリットへの不安が解消できたら、次は自分の使用量に合うプラン選びです。

格安SIMの基本から知りたい方は格安SIMとは?初心者向けに仕組み・種類・料金・失敗しない選び方を解説、通話重視の方は通話で選ぶ格安SIMもあわせてどうぞ。

この記事の根拠と確認日

  1. 日本通信SIM サービス一覧:20GB 1,390円、5分かけ放題または70分無料つき(2026年9月9日確認)
  2. ワイモバイル 公式オンラインストア料金案内:シンプル3 S 5GB 3,278円、おうち割光セット(A)適用時1,628円(2026年9月9日確認)/料金改定のお知らせ:2026年6月2日改定(同日確認)
  3. ドコモメール持ち運び:月額330円、解約日から31日以内(2026年9月9日確認)
  4. LINEヘルプセンター「年齢確認するには?」:対応事業者と年齢確認ができない場合の制限(2026年9月9日確認)
  5. 総務省 携帯電話ポータルサイト「端末を変えずに乗り換えられるの?」:SIMロック原則禁止とWeb解除無料(2026年9月9日確認)

※本記事のサービス情報は2026年9月9日時点の各社公式サイト・総務省・LINEヘルプセンターの情報に基づいています。最新の情報は必ず各社公式サイトでご確認ください。

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