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格安SIMへの乗り換えは、現状確認・乗り換え先決定・事前準備・申し込み・開通設定の5ステップ。番号は引き継げますが、今の会社を自分で先に解約すると番号が消えます。
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結論:格安SIMへの乗り換えは「①現状確認 → ②乗り換え先を決める → ③事前準備 → ④申し込み → ⑤開通・初期設定」の5ステップです。電話番号はMNPでそのまま引き継げ、今のスマホも多くの場合そのまま使えます。作業時間は合計でおよそ1.5〜2時間が目安で、eSIMなら申し込み当日に開通することもあります。
いちばん大事な注意点は1つだけです。今の会社を自分で先に解約しないこと。先に解約すると電話番号が消え、MNPで引き継げなくなります。新しい会社で開通手続きを終えた時点で旧契約は自動的に終わるので、解約の連絡は不要です(総務省 携帯電話ポータルサイト、2026年9月9日確認)。
この記事が向いている人
- 初めて格安SIMに乗り換える人(電話番号・スマホはそのまま使いたい)
- 手順の全体像と「どこで失敗しやすいか」を先に知っておきたい人
- 家族の分もまとめて手続きする予定の人
この記事が向かない人
- MNPワンストップでエラーが出て止まっている人 → MNPワンストップの条件とエラー・名義の対処
- 物理SIMとeSIMのどちらにするか迷っている人 → eSIMとは?物理SIMとの違いと機種変更の注意
- 乗り換え先そのものを探している人 → STEP 2の容量別リンクへ
乗り換えの全体像:やることは5ステップ
所要時間は「実際に手を動かす時間」の目安です。配送や審査の待ち時間は含みません。
表が見切れる場合は左右にスクロールできます。
| ステップ | やること | 作業時間の目安 | つまずいたら戻る先 |
|---|---|---|---|
| STEP 1 | 現状を確認する(使用量・端末・契約) | 15〜20分 | — |
| STEP 2 | 乗り換え先を決める | じっくりでOK | STEP 1の使用量へ |
| STEP 3 | 事前準備(書類・メール・MNP方式の確認) | 30分〜(メール移行は別途) | STEP 1の契約確認へ |
| STEP 4 | 新しい会社に申し込む | 20〜30分 | 審査落ちならSTEP 3へ |
| STEP 5 | 開通手続きと初期設定、完了確認 | 30分〜1時間 | 記事後半の「失敗時の戻り先」へ |
STEP 1:現状を確認する(15〜20分)
乗り換え先を探し始める前に、3つだけ確認してください。ここを飛ばすと「容量が足りない」「スマホが使えない」「割引が消えて高くなった」という後悔につながります。
①毎月のデータ使用量(プラン選びの土台)
いちばん確実なのは、今契約している会社のアプリやマイページにある「月別のデータ使用量」です。直近3か月を見て、いちばん多かった月を基準にします。平均ではなく最大値で選ぶと、容量不足の可能性を減らせます。ただし今後の使い方が変わる場合は余裕を見込みます。
- iPhone:「設定」→「モバイル通信」の下のほうにある「現在までの合計」。ただしこれは統計をリセットした日からの累計なので、月ごとの数字はキャリアアプリのほうが正確です。
- Android:「設定」→「ネットワークとインターネット」(機種により「接続」など)→ SIM やデータ使用量の項目。月の集計期間を確認してから読みます。
自宅と職場にWi-Fiがあって月3GB前後なら小容量、通勤中に動画を見る人は10〜20GB、テザリングが多い人は30GB以上、というのが大まかな目安です。
②今のスマホが乗り換え先で使えるか(SIMロックと動作確認端末)
総務省の案内では、2021年10月以降に発売されたスマホは原則SIMロックが禁止されています。2021年9月30日以前に大手3社から購入した機種はSIMロックがかかっている可能性があり、解除が必要です。
解除はWebの手続きなら無料です。ドコモ・auは店頭を含め解除手数料が無料です(ドコモ/au、2026年9月9日確認)。対応可否や手続きは購入元で確認してください(総務省「端末を変えずに乗り換えられるの?」、2026年9月9日確認)。
SIMロックがなくても、対応周波数の違いで電波をつかみにくいことがあります。乗り換え先の公式サイトにある「動作確認端末一覧」で自分の機種名を検索してください。eSIMで申し込むなら、その一覧で「eSIM対応」の表示も一緒に確認します。
③今の契約状態(残債・割引・メール・支払い)
- 端末代の分割払いが残っていないか:残債は乗り換え後も払い続けます。金額を把握しておきます。
- 家族割・光回線セット割に入っていないか:あなたが抜けると家族の割引額が変わることがあります。家族全員の総額で考えるなら家族4回線の乗り換え整理を参考にしてください。
- 解約月の料金が日割りになるか:契約中の会社の案内で確認します。日割りにならない会社なら、開通日を月の後半に寄せると無駄が減ります。
- キャリアメールを使っているか:使っているなら STEP 3 で先に対処します。
- 支払い方法:クレジットカードがない場合は口座振替・対応デビット・あと払いなど利用できる支払い方法から候補を選びます。詳しくは格安SIM9社の支払い方法と例外へ。
STEP 2:乗り換え先を決める
STEP 1 の「データ使用量」と「重視すること(速度・料金・サポート・支払い方法)」をもとに選びます。選ぶ基準の全体像は格安SIMとは?初心者向け解説、注意点は格安SIMのデメリット7つと対処法にまとめています。
- お昼どきの速度が気になる人は、大手回線をそのまま使うオンライン専用プランやサブブランドを候補に。速度の見方は時間・場所・端末で切り分ける速度の選び方へ。
- 通話が多い人は、月額だけでなく通話特典(5分かけ放題・月○分無料・専用アプリ)を含めて比較。詳しくは通話で選ぶ格安SIMへ。
- クレジットカードがない人は、口座振替・対応デビットなど使える支払い方法を確認してから比較。
容量別のおすすめ比較(公式料金を確認日付きで掲載)
STEP 3:乗り換えの事前準備をする(30分〜)
申し込み画面に進む前に、次のチェック欄を埋めてください。ここが揃っていれば STEP 4 は一気に終わります。
申し込み前チェック欄
- ☐ 本人確認書類(運転免許証・マイナンバーカードなど。オンラインではICチップ読取や撮影など、各社が指定する本人確認方式に従います)
- ☐ 支払い用のクレジットカード、または口座情報(口座振替対応の会社の場合)
- ☐ 契約者名義が「今の契約」と「新しい申し込み」で同じ(違うと審査で止まりやすい)
- ☐ キャリアメールの登録先変更、または持ち運びサービスの申し込み予定
- ☐ MNPの方式を確認した(ワンストップ対応か、予約番号が必要か)
- ☐ 今の会社のマイページにログインできる(ワンストップで必要)
- ☐ 動作確認端末一覧で機種を確認した(eSIMなら eSIM対応も)
- ☐ 写真・連絡先のバックアップ(機種変更しないなら必須ではないが安心材料)
- ☐ 開通作業をするWi-Fi環境がある(eSIMのダウンロードに必要)
キャリアメールは「移す」か「持ち運ぶ」か
「@docomo.ne.jp」などは乗り換えるとそのままでは使えません。銀行やショッピングサイトの登録先をGmailなどの無料メールへ移すのが基本で、登録先が多い人は1〜2週間の余裕を見てください。
どうしても残したい場合は各社の持ち運びサービスがあります。たとえばドコモメール持ち運びは月額330円(税込)で、ドコモ回線の解約日から31日以内に申し込む必要があります(ドコモ公式、2026年9月9日確認)。
期限が短いので、乗り換え当日に忘れず手続きしてください。
MNPは「ワンストップ」と「予約番号」の2方式
ワンストップ方式は2023年5月24日に始まった仕組みで、対応事業者同士のWeb申し込みなら予約番号の取得が不要です。乗り換え先の申し込み画面で「他社から乗り換え(MNP)」を選ぶと、今の会社のマイページにログインして解約内容を確認する流れになり、MNPの回線切り替えが完了すると、移転した番号の旧回線は自動で解約されます(総務省 携帯電話ポータルサイト、2026年9月9日確認)。
ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイルとそのサブブランド、日本通信SIM・IIJmio・mineo など主要な格安SIMが対応しており、日本通信SIMの案内では2026年3月時点で30社が掲載されています(日本通信SIM「MNP予約番号が不要な携帯電話会社」、2026年9月9日確認)。
予約番号方式(ツーストップ)は、店舗で申し込む場合や、どちらかが非対応の場合に使います。今の会社のWeb・アプリ・電話で「MNP予約番号」を取得し、乗り換え先の申し込み画面で入力します。
予約番号の有効期限は予約日を含めて15日間で、期限内に乗り換えが完了しないと無効になり今の契約が続きます(au公式FAQ、2026年9月9日確認)。乗り換え先によっては残り日数の条件があるので、取得したらすぐに申し込むのが安全です。
Webでの転出手数料は無料で、店舗や電話での申請は1,100円以下の手数料がかかる場合があります(総務省、同日確認)。
ワンストップで「対象外です」「名義が一致しません」などのエラーが出たときの原因と対処は、MNPワンストップの条件とエラー・名義・できない場合に分けてまとめています。
- 自分で先に解約しない:番号が消えてMNPできなくなります。開通後に自動で解約されます。
- 今のeSIMプロファイルを削除しない:新しい回線が開通し、電話とネットが使えることを確認するまで、今の回線のeSIMは残しておきます。
- 申し込みで「新規契約」を選ばない:番号が引き継げず、新しい番号で契約されてしまいます。
- 名義の違う家族の回線を自分の名義で申し込まない:審査で止まります。名義の扱いは各社の案内で確認してください。
STEP 4:新しい会社に申し込む(20〜30分)
- 乗り換え先の公式サイトで「SIMのみ」または「SIM+端末」を選びます。今のスマホを使うなら「SIMのみ」です。
- 契約種別で「他社から乗り換え(MNP)」を選びます。ここで新規契約を選ぶと番号が引き継げません。
- SIMの種類を選びます。対応機種で当日開通したいならeSIM、確実さを優先するなら物理SIM(配送で1〜3日程度)。違いはeSIMとは?で確認できます。
- MNPの方式に従って進めます。ワンストップなら今の会社のマイページにログインして同意、予約番号方式なら番号と有効期限を入力します。
- プラン・通話オプションを選びます。あとから変更できる項目が多いので、迷ったら STEP 1 の使用量に合う容量だけ決めれば十分です。
- 指定の本人確認方式(ICチップの読取や撮影など)で手続きし、支払い情報を入力します。書類の氏名・住所が申し込み内容と一致しているか見直してください。
- 申し込み内容の確認画面で初期費用の合計を見ます。事務手数料は事業者・手続き方法ごとに異なります(例:ahamoは事務手数料0円、2026年9月9日公式で確認)。
- 審査完了メールを待ちます。早ければ当日〜翌日です。
STEP 5:開通手続きと初期設定、完了確認(30分〜1時間)
物理SIMが届いたら(eSIMなら審査完了メールが来たら)、Wi-Fiがある場所で落ち着いて進めます。ここでは作業時間を30分〜1時間程度と仮置きしていますが、審査・切替待ちやトラブル対応で長くなることがあります。
操作の順番
- 回線切り替え(開通)手続き:乗り換え先のマイページやアプリ、案内メールのリンクから「開通手続き」を実行します。多くの会社で受付時間が決まっているので、案内に書かれた時間帯に行います。この手続きが完了した時点で旧回線は自動的に解約されます。
- 物理SIMの場合:スマホの電源を切り、SIMピンでトレイを出して差し替え、電源を入れます。古いSIMは番号や契約情報の確認に使うことがあるので、しばらく保管します。
- eSIMの場合:Wi-Fiに接続した状態で、案内に従ってQRコードの読み取りやアプリからのインストールを行います。QRコードは別の画面(パソコンや家族のスマホ)に表示して読み取ります。インストール後、「モバイル通信」の設定で新しい回線を「主回線」やデータ通信用に切り替えます。
- APN設定(通信の初期設定):iPhoneは自動で設定されることが多く、必要な会社では構成プロファイルをインストールします。Androidは「設定」→「モバイルネットワーク」→「アクセスポイント名」で乗り換え先を選ぶか、案内された値を入力します。設定値は必ず公式の設定ページで確認してください。
- 再起動:設定後に一度再起動すると、電波をつかみ直して安定しやすくなります。
完了確認:この4つが通れば終わり
- ☐ 画面上部に新しい会社の名前(または回線名)が表示されている
- ☐ Wi-Fiを切った状態でWebページが開く(モバイルデータ通信が動いている)
- ☐ 家族などに1本電話をかけて、相手に自分の番号が表示される
- ☐ SMSを1通受け取れる(銀行やアプリの認証コードが届くかの確認)
4つとも通ったら、旧回線が解約済みであること、旧SIMの返却義務がないことを確認します。eSIMプロファイルとAPN構成プロファイルは別物なので、削除は各社の案内に従ってください。専用通話アプリ(楽天モバイルのRakuten Linkなど)を使う会社では、アプリの初期設定も済ませておきます。
失敗したときの戻り先:症状別の切り分け
手続き中に止まったときは、症状から原因と戻る先を探してください。多くは「順番」か「設定」のどちらかで解決します。
表が見切れる場合は左右にスクロールできます。
| 症状 | よくある原因 | 戻る先・対処 |
|---|---|---|
| 審査に通らなかったというメールが来た | 本人確認書類と申し込み内容の氏名・住所・生年月日の不一致、有効期限切れの書類 | STEP 3 のチェック欄を見直し、通知に書かれた修正方法を確認。不備が分からなければ窓口へ相談(書類以外の審査理由もあり、再申請での承認は保証されません) |
| ワンストップの画面でエラーになる | どちらかが非対応、名義不一致、今の会社のマイページにログインできない | MNPワンストップのエラー対処を確認。解決しなければ予約番号方式に切り替え |
| 予約番号の期限が切れた | 取得から15日を超えた | 今の契約はそのまま続いているので、番号を取り直して STEP 4 からやり直し |
| 開通手続きをしたのに圏外のまま | 切り替え処理の途中、SIMの差し込み不良、再起動していない | 案内された待ち時間を待つ → 再起動 → SIMを抜き差し。eSIMは「モバイル通信」で回線がオンになっているか確認 |
| 電話はできるがネットがつながらない | APN未設定・設定値の誤り、古い構成プロファイルが残っている | STEP 5 の④へ。iPhoneは公式案内で対象のAPN構成プロファイルを確認。業務用・管理用プロファイルやeSIMを誤って削除しない |
| eSIMのQRコードが読み取れない | 同じ端末に表示して読もうとしている、Wi-Fi未接続 | 別の画面に表示して読む。アプリからのインストールや手動入力の方法が案内にあれば使う |
| 旧回線が止まったのに新回線が使えない | 開通手続きの完了待ち、端末側の切り替え未実施 | Wi-Fiでマイページの開通状況を確認。完了しているのに使えなければ乗り換え先のサポートへ連絡 |
よくある質問
開通手続きをしてから新しい回線が使えるまでの数分〜1時間程度が目安です。それ以外の期間は今の回線がそのまま使えます。「何日も圏外になる」ことは通常ありません。
消えません。SIMの入れ替えは通信の契約を変えるだけで、スマホ内のデータには触れません。LINEの引き継ぎ設定が必要なのは機種変更を伴う場合だけです。
申し込み直後なら、乗り換え先のサポートにキャンセルを依頼し、「他社から乗り換え(MNP)」で申し込み直します。今の会社をまだ解約していなければ番号は残っています。
可能ですが、「1人の名義で契約できる回線数」や家族名義の扱いは会社ごとに違います。筆者には家族4回線を乗り換えた経験がありますが、当時の名義や提出書類の詳細は未確認です。必要書類は申込先で回線ごとに確認してください。家族全体の総額の考え方は家族4回線の乗り換え整理へ。
Webでの転出手数料は無料です(総務省、2026年9月9日確認)。乗り換え先の事務手数料は事業者・手続き方法ごとに異なるので、申し込み確認画面の合計で確認してください。新しい契約にも短期解約時の費用がある場合があります。契約日・利用期間ごとの条件を、現在の会社と乗り換え先で確認してください。
まとめ:一番大変なのは「決めること」
手順を並べると長く見えますが、手を動かす時間は「確認20分+準備30分+申し込み30分+設定30分」程度です。一番時間がかかるのは乗り換え先を決めるまでの迷いで、そこは STEP 1 の使用量が決まれば短くなります。
次の一歩:容量が決まった人は3GB以下・10〜20GB・30GB以上の比較へ。eSIMにするか迷う人はeSIMとは?、支払い方法で絞りたい人は口座振替できる格安SIMへ進んでください。
この記事の根拠と確認日
- 総務省 携帯電話ポータルサイト「電話番号を変えずに乗り換えられるの?」:ワンストップ方式の開始日(2023年5月24日)、自動解約の流れ、Web転出手数料無料、店舗・電話での手数料(2026年9月9日確認)
- 総務省 携帯電話ポータルサイト「端末を変えずに乗り換えられるの?」:2021年10月以降発売端末のSIMロック原則禁止、Web解除無料、動作確認端末の確認(2026年9月9日確認)
- 日本通信SIM「MNP予約番号が不要な携帯電話会社」:ワンストップ対応事業者一覧(2026年3月現在の掲載、2026年9月9日確認)
- au「MNP予約番号の有効期限について」:予約日を含む15日間(2026年9月9日確認)
- ドコモ「ドコモメール持ち運び」:月額330円、解約日から31日以内(2026年9月9日確認)
- ahamo 料金プラン:事務手数料0円(2026年9月9日確認)
※本記事の手続き情報は2026年9月9日時点の総務省・各社公式サイトの情報に基づいています。手続きの詳細・受付時間・設定値は各サービスの公式案内をご確認ください。

